「若さ」というのはいつまでも続くものではありません。肌のツヤ、潤い、体型、筋力…などありますが、何もしなくても”維持”することができると思っていると将来後悔することになってしまいます。
後悔する前に、対策・防止することで老化に対する衰えを緩やかにすることができますが、年齢を重ねるごとに仕事やプライベートも忙しくなるので、なかなか”自分のカラダ”に費やす時間を取ることができなくなってしまいます。
しかし、気付いた時には「老化」は既に進行していおり、そこで何かしらのアクションを起こそうと思っても遅い場合があります。
それが「肌のしみ・シワ」、「抜け毛」、「クマ」といった部分であれば初期段階から行動を起こす人も多いですが、なぜか「体型」については後回しにしてしまう人が多いです。
40代になると”太りやすく痩せにくい体質”になってしまうので、気付いた時や太り始めた段階が”カギ”になるので、体型に変化や違和感を感じたのであればすぐに行動することで状況の悪化を食い止めることができるのです。
■些細な変化点に気付くことが大切
若い頃であれば少しの運動や食事制限で痩せる事ができても、40代、50代になると同じようにはいきません。
これは、40代になるとカラダが変化することから、いつの間にか「太りやすく痩せにくい体質」となってしまっているからなのです。
しかし、こうした「カラダの変化」というのは急にやってくるものではありません。
従って、「最近太り始めたかな?」「昔履いてはズボンが入らなくなった」といった些細な変化点に気付いた段階で、何かしらアクションを取ることが「肥満」への対策や予防に繋がるわけです。
ですが、多くの人はそれに気付きながらも「めんどくさい」という気持ちや「どうせ痩せない」という諦めが障壁となり、対策が後回しになってしまいます。
先ずはこうした考え方や認識を変化させることが重要事項になり、意識改革がダイエットの成功と失敗を分けるといっても過言ではないのです。
【意識の変化が大きな変化をもたらす】
ダイエットを行う際に「意識の変化」は必要不可欠となります。なぜなら、これまでとは違った生活や習慣を取り入れる際には、自分自身がその重要性を理解していなければ動く活力を生み出すことが出来なくなってしまうからです。
具体的には、ダイエット方法として「毎日1kmのランニングを取り入れる人」であれば、ランニングの効果やメリット、デメリット、モチベーション維持の方法、ランニングをする時間を捻出、といった部分に意識を集中させて、それ以前の意識とは別のものにしなければダイエットが一過性のものとなってしまう恐れがあるのです。
しかし、そこに意識を集中してこれまでの自分と一線を画すことができれば、ランニングを続けることが習慣化するだけに留まらず、筋トレや食事改善など他のダイエット分野も取り入れるレベルにまで発展する可能性を秘めているのです。
【日々の積み重ねが大きな成果をもたらす】
人間は安定を好む生き物なので、変化を嫌がります。
痩せる決意を固めてダイエットを始めたのに「三日坊主」なんて経験はありませんか?
これは、人間に備わっている”ホメオスタシス”が影響を与えているのです。体温や自然治癒力もその限りで、熱やケガをしても体は常に元の状態に戻ろうとしますよね?他にもランニングは緩急をつけて走るよりも一定のスピードで走った方が体への負担がかからないですよね?
このように”一定”を保つことで消費するエネルギーを限りなく抑えることができるので、人間にはホメオスタシスが備わっており、変化するのを嫌い「今の状態」を維持しようとするのです。
しかし、これではいつまでもダイエットに成功することができません。
では、どうすればいいのでしょうか?
それは「習慣化」させることです。
ダイエットする際は普段とは違う習慣を取り入れるはずです。
例えば、筋トレやランニングといった運動を取り入れる場合は、まだそれら運動を行うことが脳に認識されていないので、筋トレやランニングを行わない元の習慣へと戻ろうとしてしまいます。
しかし、そこで諦めずに続けることで、やがて脳が筋トレやランニングを行う習慣を「あたりまえ」と判断するようになるのです。
そうなると筋トレやランニングを行うことを”苦痛”と感じることなく、これらが生活の一部として脳に認識されるので、逆に筋トレやランニングを行わないことが脳にとって「異常」と判断されていくようになり、それら運動を行わないと落ち着かなかったりモヤモヤしたりするのです。
『関連記事:自宅で簡単に出来る運動』
■体の衰えを緩やかにすることが重要
40代に差し掛かると「老化」が顕著にあらわれてきます。
それまで、老化や衰えに対して何も対策や対応をすることが無い人であれば、尚更実感することでしょう。
これは、筋力や体力の低下、ホルモンバランス、生活習慣…など原因は人によって違ってきますが、生き物である以上「老い」を回避することはできません。
しかし、努力次第ではその「老い」を緩やかなものにすることができるのです。
【努力を怠らない】
若い頃であれば何もしなくても「若さ」を保つことができます。しかし、その「若さ」というのは未来永劫ではなく、日に日に老いていくものです。
その著しい変化点に差し掛かるのが40代であり、これは体の変化やガタが顕著に表れた結果によるものなのです。
しかし、その老いていく速度を緩める為にも「運動」や「食事改善」といったダイエットが必要とされ、サプリメントや栄養ドリンクによって不足を補うことも効果的とされております。
ただ、これらを取り入れたとしても続けることが出来なければ”一時的もの”となってしまい、また元に戻ってしまうだけのことになるので、こうしたことを防ぐ為にも「日々の努力」が必要となってきます。
理想の自分をただ描いて夢見るだけでは、それは「理想」のままで終わってしまい、現実に近づけることができなければ意味がありません。その理想を現実へと近づける為に毎日の努力が必要であり、小さな努力がやがて理想と現実のギャップを埋めることに繋がっていくのです。
毎日の努力が1週間後の自分を変え、それを繰り返す事で1ヵ月後の自分が変化し、やがて1年後の自分が理想へと近づいていくのです。
理想を追い求めるのは決して悪い事ではなく、逆に大切なことですが、理想ばかりを追い求めて足元のやるべき事を疎かにしてはいけません。
理想を掲げ、その理想や目標から逆算すれば今やるべきことが見つかると思うので、それを全力で行って下さい。結果は後から付いてきます。
【行動することが実を結ぶ】
40代になると仕事やプライベートが忙しくなり、自分の時間を確保することも難しくなってしまいます。ダイエットや美容に割く時間も限られてしまいますので、隙間時間を上手く活用して行動するようにしましょう。
例えば、歯磨きをしながらスクワット、包丁を使いながら爪先立ち、テレビを見ながらストレッチ…など。
どれもたいしたことのない動きのようですが、継続的に行うことで間違いなく効果が出てきます。 可能であれば、ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動がオススメですが、時間的な制約によって直ぐにははじめられない人も多いかもしれません。
それならばできることからコツコツと、しかも直ぐに始めることが重要です。
すなわち「明日から頑張ろう」ではなく、「今から始めよう」がポイントとなるのです。
■最後に
40代のダイエットで大切なのは小さな変化にいち早く気付いてダイエットをスタートさせることにあります。しかし、それだけではダイエットに成功することができないので、同時に意識改革とそれを続ける努力が必要になってきます。
これらのポイントを確実に押さえることができれば、40代のダイエットも不可能ではなく、太りやすく痩せにくいとされる40代でもダイエットに成功することができるのです。
しかし、多くの人はベクトルを間違えてしまったり、努力を怠ることでダイエットが失敗に終わってしまうので、今回の記事を理解して体現して下さい。
やれば必ずできるのです。