皮下脂肪がついてしまったら中々落とす事が難しいです。ぽっこり出てしまったお腹を元に戻すことが難しいイメージであるように、皮下脂肪を落とすのは容易なことではありません。ですが、そのぽっこりお腹も正しい方法でアプローチをすることが出来れば凹ますことはできるのです。
今回は皮下脂肪を落とすダイエット方法をご紹介していくので、是非実践して皮下脂肪とおさらばして下さい。
■方法１：有酸素運動
有酸素運動とは、負荷が軽く連続して出来る運動のことです。その名の通り、多くの酸素を体内に取り込みその取り入れた酸素によって脂肪を燃焼させるものとなります。例えば、ジョギング、ランニング、水泳、ストレッチ、ヨガなど。
有酸素運動を効果的なものにする為には心拍数を一定に保つことがよいとされています。心拍数は運動強度に比例して高くなったり低くなったりしますが、高すぎてしまうと無酸素運動になってしまい、低すぎると脂肪燃焼の効果が薄れてしまいます。
ですので、「長く続けられる強度」であれば心拍数の管理までは必要ないでしょう。
運動時間は一般的に「２０分以上継続すると脂肪が燃焼される」とされています。その理由としては、皮下脂肪が燃焼される為に必要となる「リパーゼ」の活性化が運動してから２０分後になるからです。リパーゼは体温が１～２℃上昇した状態に活発になり、その状態になるのがランニングしてからおよそ２０分後になるので、「２０分以上継続」といわれているのです。
ですが、「２０分以上継続しなければ効果が無い」というわけではありません。運動直後は”糖”がエネルギーとして使われるのでこのように誤解されがちですが、実際には運動直後にも”脂肪”がエネルギーとして使われています。ですが、強度や運動時間によって”脂肪”の使われ方も変わってくるので、最低２０分を目安とした方が効率的であるといえるでしょう。
■方法２：基礎代謝を高める
基礎代謝とは、生命維持活動に必要な消費エネルギーのことで寝ていても消費するエネルギーを指します。例えば、呼吸、心臓、体温調整、血液循環など。
ですので、基礎代謝が高ければ「痩せ易いカラダ」になりますが、年齢を重ねると基礎代謝は低下していきます。これは、筋肉の衰えが関係しており、老化と共に筋肉量が減少するから基礎代謝も低下するとされています。
４０代に「ぽっこりお腹」や「肥満」が多いのは老化によって急激に筋肉量が低下してしまうからです。そのため、筋肉量を増やすことが基礎代謝を高めることに繋がり「ぽっこりお腹」や「脂肪」を改善する方法となるのです。
筋肉量を増やすには、筋トレや短距離ダッシュ、重量挙げといった無酸素運動が効果的になりますが、無酸素運動は瞬時に最大限の力を発揮する運動方法になるので、無理せずケガに注意して下さい。
■方法３：食生活の見直し
人が痩せる為には、消費カロリーが摂取カロリーを上回る必要があります。ですので、運動か食事の改善になりますが、その際に気をつけるポイントとしては「一日のカロリー」になります。
チョコレートやケーキといった甘い食べ物やコンビニ弁当やファーストフードは糖質、脂質が多く含まれているので食べるのを控えるべきですが、食べる頻度が高い人であればいきなり食べるのを辞めてしまうとストレスが掛ってしまうので注意が必要です。そのストレスが蓄積されるとダイエット自体を苦痛に感じてしまい、長続きしない可能性があるので制御するバランスを十分考慮してください。
■方法４：サプリメントの活用
皮下脂肪にアプローチするサプリメントや漢方薬の活用もオススメとなります。これは、普段の食事だけでは栄養やバランスを保つのは難しいからであり、効率的に不足する栄養素を摂取できるのがサプリメントや漢方薬の役割となるのです。ただ、あくまでも”補助”という位置付けを忘れず、依存することがないように気をつけて下さい。サプリメントや漢方薬を飲んでいるからといって、普段の食事バランスが崩れてしまえば意味がありません。ですので、普段の食事バランスを整えた上で不足している栄養素を摂取することが望ましくなります。
■方法５：ダイエットを続ける
短期的なダイエットで終わってしまうと”一時的なもの”でしかなく、すぐに元の体型に戻ってしまうことになります。なぜなら、生活習慣は短期的に変化できるものではないからです。長い年月をかけて今の生活が習慣化されているので、その習慣に変化を与えるのには多少の時間が必要となるのです。その変化を与えるのには最低でも１ヵ月続ける必要があり、その中でポイントとなるのが「負担にならない」ということです。
負担と感じる方法であれば、習慣化することができずに「三日坊主」で終わってしまう可能性が高いです。ですので、まずは１日５分でも１０分でもいいので、生活の中に負担とならない程度にダイエットを取り入れるのです。その方法としては筋トレ、ランニング、水泳、ジョギング、カロリー計算など人によって違ってきますが、「これなら続けられる」と思う方法を生活の中に取り入れるようにして下さい。強度やカロリーについてはその次のステップになるので、最初は「続ける」という部分に重点を置いて下さい。
「ダイエットがなかった生活習慣」から「ダイエットがある生活習慣」へと変化させることがダイエット成功に大きく影響するのです。
■まとめ
皮下脂肪を落とすダイエット方法５選はいかがでしたか？
ダイエット方法も大切ですが、その前に「習慣化」という部分がもっと重要になってきます。多くの人は効率や効果を気にするあまり”続ける”という部分が疎かになってしまうので、結果的に痩せた実感を得ることが出来ずに終わってしまいます。ダイエットをする上で「その方法が効果的なのかそうでないか」という部分を把握する為にも”続ける”必要があり、続けてみなければ分からないものもあります。仮に「効果的でない」と判断したとしても、その具体的事実を改善することによって「効果的なもの」に変える事ができるので決して無駄な努力とはならないのです。
「失敗は成功の基」という言葉があるように失敗から学ぶものもたくさんあります。ですので、目先の成果や結果だけを優先するのではなく、長期的な成果や結果を求めるように意識も変化させて下さい。
こうした小さな変化を積み重ねる事で大きな変化となり、いつしか「理想の体型」「理想の自分」を手に入れてるでしょう。
