今では数多くのダイエット方法が存在しており、インターネットで検索すれば「口コミ」や「体験談」といった情報も瞬時に知ることができるようになりました。スマホやSNSの普及によって現代は「情報社会」とも呼ばれ、その恩恵を受ける場合もあれば逆に弊害を被る場合もあるのです。
情報社会のメリットとして、有益な情報を瞬時に手にすることができますが、そのデメリットとして間違った情報も同様に手にしてしまう可能性があります。ですので間違った情報を、あたかも正しい情報として受け入れない為にも複数のサイトを比較したり、信頼できるサイトを見つける必要があります。
ただ、「正しい情報を得てもダイエットに失敗する人」もいれば「間違った情報を手にしたとしてもダイエットに成功する人」もそこには存在します。
では、その明暗を分けるのは何でしょうか?
■正しい知識を得てもダイエットに失敗する人
今では、スマホやSNSの普及によって「情報」が瞬時に拡散させる社会となりました。その「速さ」や「拡散力」という面を見ると良い面もたくさん存在して、例えば「交通渋滞」や「事件性」のあるものは、その情報を瞬時に多くの人に届けることによって、問題解決や二次災害を防ぐことに繋がります。逆に悪い面として、「間違った情報を発信しても同様のスピードで多くの人に伝わってしまう」という点があげられるのです。
誰でも簡単に情報発信を発信することができるようになったので、情報に「主観」や「憶測」もプラスされた形で展開されることも多くなり、本来の情報とは精度を欠いた形で回ってしまったり、間違った情報があたかも正しい情報のように展開されているのが実情としてあります。
では、ダイエットに置き換えて考えてみたらどうすればいいのでしょうか?
よくダイエットを始める人に「ダイエット方法」について尋ねると、殆どの人が「何をすればいいのか分からない」と答えます。今ではインターネットで検索したりテレビや雑誌を見ればダイエット方法は無限にでてきて便利な世の中になりましたが、かえってその「情報量」こそが多くの人に”迷い”や”混乱”を与えてしまっているのです。
しかし、その情報はあくまで「情報」としての位置付けで捉えることが大事です。
例えば「グリーンスムージーを飲めば痩せる!」と話題になってテレビや雑誌で取り上げられたとしても、グリーンスムージーダイエットをした人全員が必ず痩せるわけではありません。極端な話ですが「グリーンスムージーを売る為の企業戦略」という可能性もあれば、「裏で断食している」可能性も否定はできないのです。要は、その情報自体の信憑性や具体性については”分からない”ということです。
仮に適切な方法で「グリーンスムージーダイエット」を実践すれば本当に痩せることができると想定しても、「適切な方法」を実践でなければ痩せることはできないことになります。ですので、たとえ正しい情報をキャッチしたところで、受け取った人が「適切な方法」で処理することができなければ、その情報が正しいものだとしてもその人にとっては「間違った情報だった」となってしまうのです。
つまり、情報は情報としての位置付けであって、本当に大事なのは「その情報をどう活用するのか?」という部分になるのです。
先程の「グリーンスムージーダイエット」でいうと、
「なぜグリーンスムージーがダイエットに効果的か?」
「自分に置き換えた時にどういう方法なら効果を高められるか?」
「自分にとって続けやすいか?」
「グリーンスムージーの効果を最大限に引き出すため必要なことは?」
といった具合で「グリーンスムージーダイエット」という情報の意図や背景を汲み取ることで「正しい情報」と「間違った情報」かを自分の中で整理することができるのです。
■効果を引き出す為に必要なこと
情報社会であるからこそ「間違った情報」も数多く存在しているので、すべて「正しい情報」を得ようと思ってもそれは無理でしょう。それに、「正しい情報」だとしてもそれを適切に活用することができなければ、その人にとってその情報は「間違った情報」と位置付けられてしまうのです。
しかし、「正しい情報」だろうが「間違った情報」だろうが一定のパフォーマンスを出している人は存在します。それが、同じダイエット方法を実践しても「効果がでる人」と「効果が出ない人」が存在する理由になるのです。
では、どうすればいいのでしょうか?
結論から申し上げると「継続」という部分と「分析力」が必要になってきます。では、詳しく説明して聞きます。
【継続することの必要性】
ダイエット方法を選択する際に「口コミ」や「流行り」に影響される人がいます。これについての是非はまた別として、まずは効果を「得られるか」か「得られない」かについてです。まず、口コミ評価や流行りのダイエットの特徴として、多くの人が「短期間で痩せる」というイメージを抱いているケースが多いです。実践して「数日~数週間、長くても1カ月で効果を得ることができる」そう期待をしている場合が多いのです。しかし、本当に「効果的かそうでないか」という部分については一定の期間を実践してみなければ分からないものがあります。つまり、続けることができた段階で初めて自分にフィットしているのかしていないのか、が分かるようになるのです。
ですので、短期的な側面だけで判断するのではなく一定のサンプルが集まるまで続けることが重要になるのです。
【分析力しなければ意味が無い】
ダイエットを続けることができたとしても分析しなければ意味がありません。効果がでない場合だけではなく、効果が出た場合にも「なぜ効果ができたのか?」という分析をすることで次に繋げることができるのです。失敗した原因を分析することも大切ですが、成功した原因を分析することも同様に大切となるのです。多くの人は、成功して終わってしまうので、痩せなくなったときに困ってしまうのです。普段から成功と失敗の分析をする習慣、そしてその分析に対してどのような行動を起こすのか? という一連の流れを繰り返す事で次第に効果が出るようになるのです。ダイエットに成功している人もこうした地道な努力を忘れることなく行動しているので「痩せる」という結果が伴うのです。
■情報に振り回されない為に
情報社会に振り回されない為にも「継続」と「分析」が必要になるのです。仮にダイエット方法で間違った情報を掴んでしまったとしても、続けてみて効果的であればその情報はその人にとって正しい情報となり、たとえ効果が出なくても分析することで「どの部分が間違った情報だったのか」を知ることに繋がります。これを繰り返すことで思考力も高まり、情報に対して自分の意見や主張を客観的に持つことができるようにもなるのです。
テレビやネットの情報を鵜呑みにして、情報社会に振り回されない為にも前述したようなことを意識することが重要となります。このように「継続的改善」を続けていくことが、思考力を高めることに繋がり、賢い人というのは当たり前にこのような考え方ができているのです。
情報によって結果が左右されるのではなく、どのような情報だとしても同じような結果を得る為にも「継続」と「分析」についての理解を深めて下さい。